事務局より
小原さんには、「リタイアして6,7年。常に前向きで生きてきた。今までの出愛い、ふれ愛が自分の人生を支えてきたと思うので、
それが後輩の皆さんの参考になれば」ということでお話していただきました。


小原 一浩さん(2期)

「その後の私の道程(好奇心のおもむくままに)」
                       〜人生はで愛、ふれ愛、まなび愛、たすけ愛〜」




1 学生時代(出愛い・ふれ愛・学び愛)

  • 外大では、インドネシア語専攻。
  • ワンゲルには、「来年の夏は北海道に行く」という勧誘にのって入部。空手部も一年間兼部したが、兼部が禁止になったのでワンゲルを選択し、4年間ワンゲルを主に過ごした。
  • 外大では深く勉強できなかったことが、その後のサラリーマン生活時代に勉強する要因になった。
2 楽しく過ごしたサラリーマン生活(ふれ愛)

@就社より就職 
  • インドネシアに行きたかったので、内定していた会社を断って、インドネシアで仕事ができる富士車輌に入った。就職して半年でパレンバンに行き、足掛け三年過ごす。
  • インドネシア滞在時、英語とインドネシア語はそこそこ出来たが、言葉だけ出来てもどうかという疑問を抱いた。帰国後、たまたま街で出会った、外大ドイツ語学科の友人に学士入学の話を聞く。友人が入試要綱をわざわざ送ってくれたので、大阪市立大学法学部を受験、合格。勤めながら夜間三年間大学に通い、法律を勉強。その後、商学部も受験、さらに三年学んだ。
  • 東京転勤になってから、放送大学の存在を知り、三年学ぶ。これだけの情報化社会なのに、放送大学を知ったのは放送大学が出来て10数年経った後だった。興味がなければ入ってくる情報も限られるので、色々なことに興味を持つべきだ。
  • 法を勉強して、物事を体系的に学ぶということの大切さを学んだ。商学部、経営学部というのは企業にとっては必要な学問。人生は「学び」であるので興味がある方は勉強されたらいいと思う。

A自分流のストレス解消法
  • 卓球を週三回。とにかく汗をたくさんかいた。                                             仕事で結構なストレスがあったが乗り越えられたのはそのおかげ。
  • 東京転勤後はテニス。卓球より明るい。面白い。
  • 現在、ワンゲル仲間とは山登りはしないが、一緒に麻雀を楽しんでいる。(学生時代には、麻雀は勉強をサボっている学生がするものと思い、やらなかった。だが今では「健康麻雀」ということで、ボケ防止にもなるので見直している。ねんりんピックにも健康麻雀がとりあげられている)

B人よりも少しだけ違った生き方を(学び愛)
  • 勉強の機会は昔に比べるといくらでもある。常に色々なことに興味を持っておくべき。自身は夜間に大学に通学して苦学したが、放送大学などを利用すれば今はテレビで勉強できる。
  • 放送大学について:全国47ヶ所に学習センターがある。色々な人に勧めているが、甥っ子が入学してくれただけ。(もっと皆さんチャレンジしたらよいのに。)
3 満期償還(ハッピーリタイアメント)後の楽しくて自由な人生

会社では総務部で様々な仕事を経験したが、弱肉強食ばかりの社会ではいけないという気がしていたこと、日本の政治が乱れているという思いがあり、リタイア後は地域で色々と活動を行ってきた。

@ボランティア活動への参加
A大阪狭山市の各種審議会などへの参画
B公民館活動への参加
CNPO法人の設立(NPO法上の四つの活動)
  • 府の認可をとってNPO法人ふれ愛さやまを設立。介護活動を行っている
  • 今、話題のコムスンのお話
  • PDF資料参照 ohara_7.pdf
D市民オンブズマン活動への参加
  • PDF資料参照 ohara_5-1.pdf ohara_5-2.pdf
  • 現在衆議院議員数は?参議院議員数は?アメリカの下院議員数は?上院議員数は? 日本の府市議会議員数は?→日本はアメリカに比べて、議員数もその報酬額も多い。
  • 日本では住民は選挙に行かない、棄権しても何の罪もない、意見も出さない。→もっと日本人として自覚すべき。
4 高齢者福祉への目覚め(再び学んで世の為に)(たすけ愛)

@福祉の古い考え方
(障害を有する人、高齢者、弱者を保護する考え)

A新しい考え方
(共生する人間それぞれの生存をお互いに保障しあう)
生きることをどのように意識するか。どうすれば健康で、長生き出来るか。
人間の行動する能力(=知力)への理解が必要。
<人間の行動能力の加齢に伴う変化>

B身体を動かす能力の運動生理学的理解

C身体を動かす能力の加齢に伴う衰え
ウエスト=太くなり、上腕囲、前腕囲は変わらず。大腿囲、下腿囲は細く、腹部に皮下脂肪
体脂肪率の増加。脚筋(大腿四頭筋、下腿三頭筋)の萎縮。歩、走パワーの著しい低下。

D肥満解消と予防への運動効果
* 「成人向け減量のための指針」米国スポーツ医学会 2001年

E全身持久性トレーニングの酸素運搬系での主な改善点

F高齢者に適した各種のトレーニング
  • PDF資料参照 ohara_1-2.pdf ohara_3.pdf ohara_4-1.pdf ohara_4-2.pdf ohara_4-3.pdf
  • ボケ防止、ガン防止、肥満防止のために、健康にいいことは何でもやってやろうという気持ちでいる。
  • ウォーキングをやってください。金剛山の会を作って、金剛山や海外旅行をして歩いているが、山は平地の運動量より5、6倍の付加がかかってよい。若いときからやるべき。 ただし無理のしすぎは良くない。ohara_1-2.pdf
  • 食べ過ぎないこと。適当な運動をすることがガン防止になる。たばこも、皆がやめたら医療費がもっと安くなるかもしれない。
  • ストレッチが良い。筋肉は縮むことはあっても、自ら伸びようとはしないので、ストレッチをして筋肉を伸ばしてやることはかなり良いらしい。
  • 世界で一番問題になっているのは、肥満。ガンも生活習慣病。気をつければ減らせる病気。食べ物は医食同源。一日30品目食べる。予防医学も大切。ビタミンの摂取が良い。ビタミン剤(アメリカで買うと安い!)をガバッっと飲んでいる。
  • 最近は、少し前に比べて、「要介護」の認定がされにくいシステムになってきている。やはり介護をうけなくてもよい健康でいることが一番。
  • 今までに、三冊の本を出版した。意見する、主張するということは大切である。
  • いずれは誰もがリタイアする身。リタイアの前に色々と計画をしてください。ワーカホリックできた人は要注意。常に、前向きでいくこと、そしてアバウトでいくこと。

以  上


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